ゴールドウイン 「ニュートラルワークス.」事業に手応え

2019/04/22 06:30 更新


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 ゴールドウインは、16年4月に始めたアスレチック特化の新業態「ニュートラルワークス.」(NW)事業に手応えを得ている。昨年3月と9月に出した店舗が計画を上回る売り上げとなるほか、東京・外苑前に出した1号店の19年3月期売り上げが初年度の2倍弱の規模に成長した。同業態がセレクトする汎用性の高い商品に支持が集まっているためだ。

(杉江潤平)

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 NWは、「心と体のバランスを整える」ことをテーマとしたアスレチック特化の小売り業態。「ザ・ノース・フェイス」(TNF)のアスレチックカテゴリーや「ダンスキン」など、自社で展開するブランドを中心に品揃えするほか、ストレッチや体組成計、低酸素ルームの利用といった独特のサービスを提供している。16年4月に外苑前に1号店を出したのに続き、18年3月に東京ミッドタウン日比谷、同9月には日本橋高島屋SC新館の1階(食業態の「ニュートラルワークス.スタンド」)と4階に店舗を出した。

 スタンドはやや苦戦しているものの、それ以外の店舗は好調だ。計画比50~60%増で推移している日比谷店は、30~40代の近隣のオフィスワーカーが仕事帰りに立ち寄る。日本橋店(4階)は15%増ペース。1号店の外苑前は、開業から丸3年が経ち、顧客がじわじわと増え、店舗売り上げは初年度の倍近くまで増えた。大半は目的客で、SNSでの発信情報に敏感に反応するという。

 人気なのはTNFのアスレ商品やダウンアウターだが、NWと展開ブランドとの協業品もよく売れており、各店で2割前後のシェアを占め、業態のロゴが浸透している。売れ筋に共通するのは汎用性だ。通勤や旅行、タウン用など、使用を運動時に限らないライフスタイル型商品が売れている。例えば、TNFとの協業リュック「フライウェイトリーコン」は、NWらしい白と黒の都会的なデザインと、小さく収納できる使い勝手の良さから好評だった。

 課題もある。商品ではTNFやNWコラボ品のほか、ダンスキンや「ゴールドウイン」ブランド、消臭機能ウェアの「MXP」も健闘するが、「スピード」や「エレッセ」など競技色の強いブランドはコアなユーザー以外に響きづらい。ただ、担当の安倍季隆ニュートラルワークス事業グループマネージャーはいくつかの取り組みから、「ブランドの持つ機能特性と汎用性、そしてデザイン性をうまく掛け合わせれば突破できる」と確信する。

 NWのコンセプトに関心を持ってもらう手法を確立することを優先するため、当面の出店予定は無い。8~10日に東京駅構内にサービスコンテンツの無料体験ができる期間限定スペースを設けたのもその一環だ。

特設スペースなどでNWの世界を伝える試みを続ける(東京駅に構えた期間限定スペース)
売れ筋となったフライウェイトリーコン
フライウェイトリーコンの収納ポーチ

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