「ジョルジオ・アルマーニ」は24日、ブランド初のクルーズコレクションのランウェーショーを東京国立博物館・表慶館で開催した。アルマーニ/銀座タワーが3月にリニューアルオープンしたのを記念した企画で、デザイナーのジョルジオ・アルマーニも12年ぶりに来日。顧客や取引先、プレスら約700人を招待し、メンズとレディスの20年クルーズコレクションを披露した。
ショーでは、アルマーニ独自の美意識を落とし込んだデイウェアが勢揃いした。レディスは、縦に流れる優美なラインのパンツスタイルが並んだ。身体に滑らかにフィットするジャケットやコートに、細身のパンツやテーパードパンツ。落ち感のあるベロアやウォッシュド加工のシルクなど、艶やかな素材が軽快なスタイルを華やかに演出する。べっ甲柄のアウターやべっ甲調のアクセサリーも多い。筒状の帽子は、エレガンスとともにどことなくオリエンタルなムードも醸し出す。カラーパレットはニュートラルカラーやブラウン、ブルー、赤が揃った。
メンズは体にフィットするソフトな仕立てが特徴。ダブルブレストのニットジャケットやレザージャケットに、ゆったりとしたスプリングコートを合わせて、布の動きをプラスした。心地良い開放感と、スマートなたたずまいが共存するスタイルが揃った。