何気ない所作に、心の内が現れる__。今日は、商品を選ぶシーンでよく見られるお客様のサインにフォーカス。それぞれのしぐさに隠されたお客様の心理を読み解き、買いたい気持ちを後押しする接客応対を見ていきましょう。
(出典:リテールコミュニケーションサービス「レックスタッチ」)
ターゲットScene1.商品をすぐに取り出す
入店して、まっすぐに商品に近づき、手に取るお客様は、自分に似合うものを自分で選ぶタイプです。姿勢も良く、動きにも切れがあります。
自分に合うものは、自分が一番わかっているという考えのお客様です。見ればわかるような商品情報を伝えるのは、無駄なばかりか、「このスタッフは、話にならない!」と却下されます。美しい所作、仕草を保ち、鏡や試着室をさりげなくご案内します。
ターゲットScene2.商品を端から触る
ゆっくりと端から商品を触っているお客様は、慎重に選ぶお客様です。手触りなどを確かめながら、迷っています。
笑顔でお客様な歩み寄ります。「手触りがよろしい商品です」と共感を伝えます。お客様を無視しないことが大切です。このタイプのお客様は、ゆっくりと選びます。早い段階での過剰な商品情報の提供は控えます。急かされていると感じると、回れ右をしてしまいます。
ターゲットScene 3.商品のタグを見る
素材、サイズ、取り扱い方法、生産国などを気にするお客様です。セレクトショップなどでは、商品ブランドを気にする場合もあります。
このタイプのお客様には正確な情報提供を心がけます。「麻素材は、シワになることを楽しんでいただきたいですね」のように、お客様の関心を高める説明を加えると効果的です。