【今日は何の日?】音楽家兄弟が好んだピンドカラー

2017/09/26 04:23 更新


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 1898年9月26日は、ガーシュウィンの生まれた日です。米国の作曲家、ジョージ・ガーシュウィンはこの日、ニューヨークに誕生しています。1937年7月11日に世を去っていますから、38年の人生だったことになります。決して長いとは言えない生涯のなかで、数多くの名曲を生んでいます。代表曲はもちろん「ラプソディー・イン・ブルー」でしょう。そのほか「パリのアメリカ人」や「ポーギーとベス」「アイ・ガット・リズム」など枚挙にいとまがありません。

 20年代には、作詞家となった兄アイラとともに音楽界では名の知れた兄弟になっていました。ある日、アイラは『ニューヨーク・トリビューン』の記事を見て、驚いた。「ジョージ・ガーシュウィンの新曲が発表される…」。アイラにとってもジョージにとっても初耳。それで、情報元に電話で抗議。すると「もう記事になってしまったから、ぜひやってもらいたい」と。これに応えるかたちで、それは予定通り、ニューヨーク「エオリアン・ホール」で開かれた。

 他の作曲家の新曲が続き、長時間にわたった。ラプソディー・イン・ブルーは10番目の演題で、聴衆はほとんど飽きて居眠り。そこに演奏がはじまると、皆いっせいに目を覚まして聴きはじめる。演奏の後、拍手は鳴りやまなかったという。ラプソディー・イン・ブルー誕生の瞬間であります。

 そのころ、ガーシュウィン兄弟が並んでの写真があります。見ると、2人ともシャツの襟元をピンで留めています。「ピンドカラー」。アイラかジョージか、どちらが先だったかはさておき、ピンドカラーが好きだったのは間違いないでしょう。(服飾評論家・出石尚三)

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