ゲオグループのOKURA ラグジュアリービンテージの専門店をオープン

2025/02/18 06:28 更新


内装は落ち着けるようカフェをイメージ

 ゲオホールディングスのグループ会社で、ラグジュアリーリユース専業のOKURAは2月14日、ラグジュアリービンテージの小売り販売の新事業「ヴァルール」の1号店を、東京・表参道にオープンした。時計を主力にバッグ、ジュエリーなどを揃える。アフターケアと接客販売に注力し、これまでビンテージに触れる機会が少なかった高感度な大人女性の取り込みも狙う。

(高塩夏彦)

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 既存事業では比較的新しいリユース品を扱っているのに対し、近年需要が伸びている70年代以前のビンテージを販売する。価値ある古い名作を未来につなぎたいという思いから、屋号をフランス語で〝価値〟を意味するヴァルールとした。

 これまでの仕入れノウハウを生かし、国内外から状態の良い商品を厳選して調達する。店舗での買い取りはせず、アパレル業界経験者を中心としたスタッフによる、丁寧な接客販売に専念する。

 1号店の主力の時計は「カルティエ」「エルメス」を軸に約200本を揃える。全て自社の時計修理職人チームがメンテナンスし、購入後12カ月の保証がつく。価格はカルティエの定番時計「タンク」で約30万~50万円。店内奥の南仏風にしつらえた商談スペースには、数百万円の高額商品も並ぶ。

商品は全て丁寧にメンテナンス済み
アフターケアも自社の職人が対応する

 今後の店舗数は5年で9店を目指す。バッグ特化店など、専門性の高い店舗の出店も検討する。

店舗奥には高額商品が並ぶ商談スペースを設けた


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