仏ギャラリー・ラファイエット(GL)がパリ本店4階レディスファッションに、600平方メートルの「(リ)ストア」を開設した。18年に立ち上げたサステイナビリティー(持続可能性)のマニフェスト「ゴー・フォー・グッド」の一環。変化する消費を反映し、リニュー、リセール、リサイクルの三つのRをコンセプトにする。
【関連記事】仏ギャラリー・ラファイエット 地方7店をSGMに売却
(リ)ストアが最も力を入れるのは、ビンテージファッションだ。セカンドハンド(中古品)専門7社がショップインを展開する。ラグジュアリーブランドのモノグラム商品を扱う「モノグラム」から、70年代のファッションに「ルリック」、日本の古着を得意とする「カルチャー・ビンテージ」まで幅広く揃う。
カウンター式のショーケースには、メイド・イン・フランスや社会・環境を考慮した責任ある消費に向けた商品が並ぶ。
GLは自社の数ブランドのコレクションでもサステイナビリティー化を推進している。全体の65%がオーガニックコットン、環境負担を考慮したウール、リサイクル合繊、植物タンニンなめしを使用しているという。
(パリ=松井孝予通信員)