24~25年秋冬ファンクショナルファブリックフェア・ニューヨーク展が、ジェイコブジャビッツコンベンションセンターで開催された。中国からの出展社とサステイナビリティー(持続可能性)関連のセミナーが目立ったのは、テックスワールドと同様。米国内で規制が進むPFAS(有機フッ素化合物)については、「ポートランド展では皆、フッ素入りでない撥水(はっすい)加工の話をしていたが、ニューヨーク展ではファッションブランドが多いせいか、そこまで話が出ていない」との声が聞かれた。
(ニューヨーク=杉本佳子通信員)
日本、中国、タイ、台湾製を扱う出展社は、「中国製は敬遠される傾向にある。中国以外で似たようなものを作れないかと聞かれるが、今のところ限界があるため中国製も扱っている。ベトナムでは類似品ができるようになっているものもあるが、値段は米ドルに換算するとベトナムの方が中国より高くなる」との声が聞かれた。大手ブランドはベトナム製を使う一方、素材は中国製でもいい、縫製は中国ではない方がいいという会社もある。縫製に関しては中国からどんどん離れ、タイとベトナム、特にベトナムへの移行が目立っている。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!