福山市が国産デニムPRに本腰 コンテストも開催

2017/11/14 04:26 更新


 広島県福山市は、国産デニム産地のアピールに力を入れている。岡山県井原市などと協力し「備中備後ジャパンデニムプロジェクト」と題したPRプロジェクトを立ち上げたほか、デニムを使った写真や動画を募集する「備中備後デニムコンテスト」も開催中。今後はバスツアーなども企画し、国産デニム産地としてのブランディングを確立する。

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 備中備後ジャパンデニムプロジェクトは、ウェブ上でデニムの歴史や、実際の製造工程、デニムを使ったアニメーション「デニメーション」といった映像コンテンツを用意した。紡織染色加工のカイハラやロープ染色の坂本デニムといった備中備後圏域にある紡織、加工、縫製、洗い加工などの事業者も紹介し、将来的には約50社の掲載を目指す。

 備中備後デニムコンテストは、写真、動画、イラスト、ロゴマークの各部門で、デニムを使った作品を募集。「デニムに興味を持ち、触れてもらうきっかけになれば」として実施した。フェイスブックやインスタグラムといったSNS(交流サイト)から応募が可能で、応募期間は来年1月11日までで、各部門の最優秀賞受賞者には賞金のほか5メートルのデニムもプレゼントする。

 今年度中には、地元学生やアパレル従業員などを対象としたバスツアーの開催や、クリエイターとの協業によるPRグッズの開発などにも取り組む。

ホームページを開設しブランディング確立に挑む


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