外資系企業の数、増えてる?減ってる?

2016/10/31 06:39 更新


《データを読み解く》 5.7%増でアジア系シェア高まる


 経済産業省の調査によると、日本における外資系企業の数は14年度で3332社(前年度比5.7%増)だった。業種別では、卸売業が1317社で全産業の39.5%を占めて最多、ついでサービス業474社、情報通信業356社、小売業168社の順となる。

 母国籍別では、ヨーロッパ系の企業が1464社で、割合は前年度より0.5ポイント低下の43.9%。アメリカ系企業が862社で、割合は0.9ポイント低下の25.9%。アジア系企業が792社で、割合は1.6ポイント増の23.8%。常時従業者数は63万8000人で、情報通信機械を中心に4.6%増加した。

  業種別は、製造業では輸送機械が最も多く2.1%増加の8万8000人。非製造業ではサービス業が最多の8万2000人となったが、前年度比は1%減だった。売上高は3.2%増の47.7兆円、経常利益は3兆円、設備投資額は1.1兆円。日本での今後の事業展開について、「事業の拡大を図る」と回答した企業は55.2%で、前年度より2.3ポイント増加した。

■外資系企業動向調査 15年3月末の集計企業数3332社が対象



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