フォンダシオン・ルイ・ヴィトンで開催中のモロゾフ展が大ヒット

2022/01/12 06:28 更新


Auguste Renoir, Portrait of the Actress Jeanne Samary, Paris 1877

 【パリ=松井孝予通信員】フォンダシオン・ルイ・ヴィトン(FLV)で開催中の「モロゾフ・コレクション――近代美術のアイコン」展が大ヒットしている。衛生規制にもかかわらず、開幕から2カ月経った21年12月中旬時点で、入場者数は60万人を突破した。仏国内展示会で130万人の最高記録を持ち、16年にFLVで開催されたシチューキン・コレクションに迫る勢いだ。これを受け、FLVは本展の会期延長を示唆した。

 ミハイルとイワンのモロゾフ兄弟が収集した絵画、彫刻、写真など200点を展示している。本コレクションは1917年のロシア革命により国有化、大戦中はウラル山脈で保存され、50年代に再びソ連に戻りエルミタージュ、プーシキン、トレチャコフの3美術館に収蔵され現在に至る。FLVが本コレクション初の海外展。1914年、当時のルーブル美術館学芸委員ガストン・ミジョンがモスクワへ赴きモロゾフ邸でゴーギャン、モネ、マネ、ルノワール、セザンヌの絵画を鑑賞し、「最高のフランス現代美術館」と評した。

 本展ではこれに加えレーピン、マレーヴィチらのロシア芸術も展示。FLVでは英仏語によるオンラインライブビジットも開催している。

ルノワールの傑作の一つ「女優ジャンヌ・サマリーの肖像」も見られる
Auguste Renoir, Portrait of the Actress Jeanne Samary, Paris 1877


この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事