子供服メーカーのフィス(大阪市)は、インスタグラムを活用して、全国各地に住む客のおすすめスポットを共有するフォトイベントを実施した。21年12月~22年1月に募集し、25都道府県から約300の投稿が集まった。公園やキャンプ場、カフェなど、子供とのお出掛けに適した場所をみんなでシェアすることで、「コロナ収束後に出掛けるきっかけになれば」と考えている。
【関連記事】「スタッフスタート」をフィスに提供開始 子供服専門店では初の導入
イベント内容は、同社のブランドの商品を着用し、おすすめの場所で撮影した写真にハッシュタグ「#fith_tlfp」をつけて投稿してもらうもの。集まった写真は、同社のアカウントでエリアごとにまとめている。投稿者の中から5人を抽選で選び、客の写真で作成した特製ポスターをプレゼントした。
インスタグラムでのハッシュタグ施策は、ブランドや新商品の認知度向上を目的とするものが多い。一方、今回の取り組みは「商売とは関係なく、おしゃれを披露する場作り、ブランドが好きな人たち同士でローカル情報が共有できること」を目的に企画した。投稿条件の商品の着用も、今シーズンのものに限っていない。イベントは年4回実施する予定で、子育て世代に役立つ情報を増やしていく。