フェンディ「フェンディ・クラフ」展 17日まで

2019/04/10 10:59 更新


 フェンディは17日まで、ファーの技術を披露する展覧会「フェンディ・クラフ」展を東京・神宮前のバツアートギャラリーで開いている。自社にファーアトリエを有するラグジュアリーブランドのクラフツマンシップを実演する。昨年10月に本拠地の伊ローマで開催した企画で、国外では初開催になる。

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 会場ではローマの自社アトリエから来日した熟練の職人たちが常駐して、ファータブレット(ファーをはぎ合わせたパーツ)を制作している。壁一面には、ストリートアート界で活躍するニューヨーク拠点の日本人アーティスト、アイコによる巨大アートとともに、それをファーで表現した作品が並ぶ。自身の顔写真をファーで描いたように見える体験型デジタルコンテンツも楽しめる。原宿を拠点に、若い層にブランドの価値を発信することが狙い。学生を対象に、オリジナルファータブレットのデザインを募集して、最大2人を本社ファー工房に招待するほか、11日には、東京芸術大学の学生を招待して、ファー職人を講師にしたワークショップを開催する。

「フェンディ・クラフ」展


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