フィール旭川が着実に業績伸ばす 積極改装などで集客

2019/04/23 06:30 更新


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 北海道旭川市の商業施設、フィール旭川は、16年7月にプロッド・イクス(東京)が運営全般を担当して以降、「顧客視点での施設づくり」を基本姿勢に、MD刷新のための積極的な改装とハウスカード利用の客層・客数拡大、インバウンド(訪日外国人)客の取り込み、地元との連携による来店・購買喚起などの施策が実り、着実に業績を伸ばしている。

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 18年度(1~12月)は札幌への顧客流出による中心部の空洞化進行や北海道胆振東部地震など災害の影響があったものの、売上高で前年比0.5%増と前年水準を維持した。「お客を飽きさせない」をテーマに、MDだけでなく、イベント、地域連携などの企画が実を結んできた。

 16年秋から大幅な改装を進めている。17年春には国内の有力セレクトショップの導入などを行い、18年秋には大型書店と家電専門店を入れ、今春も大型子供服専門店を導入するなど継続的な改変によって客層・客数を拡大した。19年1~3月は10.8%増と高い伸びで推移している。

 16年秋の第1弾改装から「ライフスタイル型商業施設の地域1番店」を目指し、札幌への消費流出を食い止めるとともに、地域密着のMDとサービスの充実で再来店率の高い施設づくりに注力している。16~17年は近隣商業施設からの移転を含めて「ユナイテッドアローズ」や「トゥモローランド」「アンタイトル」などを施設のイメージの核とし、下層階のファッションゾーンを再編した。この結果、17年度は前年比25%増と勢いづいた。

 18年秋から冬にかけては、4~5階で展開していた大型書店のジュンク堂と丸善文具を5階に集約して効率化を進め、4階に新たに施設初の大型家電、マツヤデンキを入れ、同時に顧客の要望が多いセリアを倍の規模に拡張して品揃えを充実。この結果、4、5階の18年11月~19年2月の売り上げは前年同期比42%増と大幅に伸び、同期間の全館売上高8%増に大きく寄与した。昨年秋冬に地下1階の食品フロアに「エルムの山麓」や2階にウィッグの「フォンテーヌ」も新規導入した。

 今春は大型子供服専門店「ほわいとあっぷる」を3月30日に開設。「ミキハウス」や「ザ・ノース・フェイス」「オーシャン&グラウンド」など人気ブランドのセレクトショップで、施設初の大型子供服店として地元の要望に応え、新たなファン層の獲得が進んでいる。

 19年はファミリー対応型ファッション、メンズ対応ファッション、ライフスタイル雑貨、体験型ショップの導入を進めている。

 17年3月に導入したハウスカード「フィールカード」は客数及びリピート率の拡大に効果を発揮している。

 テナント店舗にカードのメリットを徹底して伝えるなど、獲得のためのインナーキャンペーンが奏功して会員数が18年末には17年末と比べ1.7倍に増え、認知が高まっている。テナント店舗のイベントと連携した企画など、新たな取り組みも始まっており、顧客拡大と売り上げ増のツールとして強化する。

地元の強い要望で今年3月末にオープンした「ほわいとあっぷる」

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