いずれも金属の加工法。鍛造(たんぞう)は、金属の材料に熱を加えて、ハンマーやプレス機で圧力をかけて目的の形状にする成型技術。圧力をかける際に金属内部の結晶が微細化して結晶方向が揃うため、強度が高まる。一方、鋳造(ちゅうぞう)とは金属を高温で溶かして液体にし、型に流し込む加工法のこと。溶かした金属は冷やすことで固まる。複雑な形状でも容易に加工できるので大量生産に向くが、鍛造ほど強度が無い。強度を増すために素材に厚みを持たせる場合は、当然ながら重くなりやすい。
《FB用語解説》鍛造と鋳造 成型時にたたくか、溶かすか
2021/03/25 06:22 更新