振出人が受取人に対して、一定の期日に一定の金額を支払うことを約束する有価証券。明治時代以降に整備された。支払いが猶予され、振出人側の資金繰りの負担を軽減する手段として企業間取引で浸透してきた。しかし、支払いまでの期間(支払いサイト)が現金振り込みなどに比べて長く、中小企業を中心とした取引先企業への負担が大きいなど弊害が指摘されてきた。そのため、政府は産業界と金融業界に対して、大企業間取引を含め、支払いサイトの短縮と26年の約束手形利用廃止を促す自主行動計画の策定を要請する方針だ。
《FB用語解説》約束手形 26年の利用廃止促す
2021/03/11 06:22 更新