《FB用語解説》コンピュータージャカード 紋紙をデータに換えた紋織物織機

2018/08/01 06:21 更新


 紋意匠の表現に必要な紋紙をデジタルデータに置き換えたジャカード織機。旧来のジャカード織機は、複雑な模様を織るために、織り方を設定した紋紙を必要とした。西陣織などでは、1柄で約8000~数万枚の紋紙が必要とされ、紋紙製作の専門職人もいた。80年代にコンピューター化され、手作業だった図案デザインがコンピューター上で制作可能になり、膨大な紋紙情報を記憶媒体で保存・出力し、省力化や省スペース化が革命的に進んだ。近年は記憶媒体から情報を出力せずに、データを直接取り込んで経糸を制御する織機も登場している。



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