【ファッションとサステイナビリティー】旭化成 生産過程も環境配慮の「ベンベルグ」

2019/12/08 00:00 更新


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 旭化成はGRS(グローバル・リサイクル・スタンダード)など複数の環境認証を取得しているキュプラ「ベンベルグ」をサステイナブル素材としてアピールする。未利用繊維を原料に使い、製造プロセスにおいても溶媒回収率を99%以上に高め、製造時の再生可能エネルギーの利用も進める。

 ベンベルグは31年に宮崎県延岡市で工場操業し、現在は世界で唯一、同社だけが生産している。綿花採取後に廃棄される種の周りに生えたうぶ毛(コットンリンター)を原料に、精製、溶解後に長・短繊維を製造する。上質な肌触りや光沢などが特徴で、裏地、アウター、インナーなど幅広い用途で使われる。

 未利用繊維のコットンリンターを使うほか、溶媒の銅・アンモニアも99.9%回収・再利用するなど化学薬品の管理も徹底、トレーサビリティー(履歴管理)も確保し、17年にGRS認証を取得した。このほか、生分解認証、エコテックス、エコマークなどに対応している。

 サステイナブルな生産体制も整える。繊維以外にも多くの工場が集積する同社の延岡地区では、自社の専用水力発電所9カ所を抱え、使用電力の約4割を再生可能エネルギーでまかなっている。最も古いもので建設から94年が経過するが、今後も持続可能な工場を目指し、大規模な改修投資も実施している。

延岡地区では自社の水力発電で一定の電力をまかなう

(繊研新聞本紙19年12月4日付)

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