《FB用語解説》ロール捺染 連続柄に適した機械捺染の技法

2017/12/21 04:00 更新


 生地などに柄付けする機械捺染の技法の一つ。ロール捺染機は1785年に英国で実用化され、200年以上の古い歴史がある。仕組みは、絵型を掘り込んだ金属のローラーにのりを混ぜた染料をのせて回転させ、エッチングのように凹部分ののりを生地に捺染する。

 柄の継ぎ目がなく、細い線や細かい柄の連続に適し、効率的に速く量産ができる特徴がある。機械の構造も比較的シンプルで壊れにくいとされる。国内では多品種小ロット化や生産の海外移転の流れにともなってロール捺染機を設置する工場が徐々に減少し、希少な技法になっている。



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