数値や数量で表す「定量的」と対をなすもので、こちらは性質や特性を表す。もともと調査や科学の分野で使われていたとされるが、ビジネスの場面でもひんぱんに聞くようになった。「定性的には、集客力がついてたくさん売れた」といった使われ方をする。ちなみに定量的に言えば「客数が15%伸びて売り上げが10%増えた」となる。分かりやすさは定量的、伝わりやすさは定性的となろうか。例えば数値の並ぶ決算短信の事業報告は「定性的情報」とされ、境界は場面による。いずれにしても分析には両方が欠かせない。
《FB用語解説》定性的 性質や特性を表す
2017/12/19 04:00 更新