ユニクロ収益性回復へ、価格見直す

2016/04/12 03:38 更新


 ファーストリテイリングは下期、ローコスト経営の徹底とユニクロ事業の立て直しに取り組む。特に秋冬商戦が不振だったユニクロに関して柳井正会長兼社長は、「もともと我々が持っていた価格面でのリーダーシップを取り戻す」との強い考えを示す。

 上期(15年9月~16年2月)連結業績は売上収益1兆116億円で前年同期比6・5%の増収となったが、営業利益は993億円で33・8%減、親会社の所有者に帰属する四半期利益は470億円で55・1%減となった。大幅な減益の要因は為替差益の減少と、主力のユニクロ事業の収益性低下だ。

 国内ユニクロは微減収で営業利益が3割近く減益となった。上期は冬物の実売期である11、12月の既存店売り上げが前年実績を下回った。暖冬以外に14年と15年の秋冬に実施した値上げの影響も一定あったようだ。実際、冬物の値引き販売を増やした1月、2月の既存店売り上げは、プラスとなっている。

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