FR、海外インターン研修最終報告会

2016/03/22 06:32 更新


 ファーストリテイリングは、海外インターンシッププログラムの最終成果報告会を開催した。研修に参加した73人の学生のうち66人が参加し、最終報告を行った。人事担当の小山紀昭上席執行役員は「ファーストリテイリングが日本発のグローバル企業を目指しているという志を知ってもらう機会になれば」と狙いを話す。

 「グローバルスタディプログラム」として同社の店舗がある上海、台北、シンガポール、ロンドン、メルボルンでインターン研修を行った。研修に参加した73人は応募のあった全国の大学生2400人から選んだ。

 参加者の1人、ロンドンで研修を受けた慶應義塾大学3年の三瓶聖奈さんは「海外で将来働きたいと思っていて参加したが、研修を受け、(就職先としてファーストリテイリングに)関心が強くなった」と言う。メルボルンで参加した大阪大学1年の井上忠大さんも「全員経営という考え方に触れ、ユニクロに抱いていたイメージが変わった」と話す。

 海外での大規模なインターン研修は同社として初の試み。直接学生の採用につながる取り組みではないが、小山上席執行役員は「海外の多様な文化がある環境で働くことを体感してもらい、グローバルに成長を目指している企業であることを理解してもらうきっかけになれば」としている。

世界5都市での研修で考えた10年後の成長戦略について学生たちが役員の前で報告した



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