ファッションジュエリーのクリスマス商戦に異変 客単価上がるも客数が伸びず

2023/12/28 08:00 更新会員限定


「アガット」は自家需要でリングが人気

 ファッションジュエリーブランドのクリスマス商戦は、売上高が前年比微増という企業が大半だった。この間の値上げを受けて客単価は高まったが、期待した客数は伸びなかった。ギフトの多様化がさらに進んだ影響が出ている。二極化も進行し、MDがマッチしたかどうかも売り上げを左右した。

(中村維)

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 8ブランドに12月1~25日の既存店売上高を前年同期比で聞いたところ、6ブランドが前年を上回った。客数増は2ブランド。客単価は7ブランドで向上した。クリスマスギフトの概念が変化し「多様化を強く意識させられた」(ミルク)シーズンとなった。コスメや家電などの実需型ギフトに「プラスワンで1万、2万円のジュエリーを贈る」といった購買が散見されたと複数コメントがある。

MDで明暗も

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