ファッションジュエリーブランドのクリスマス商戦は、売上高が前年比微増という企業が大半だった。この間の値上げを受けて客単価は高まったが、期待した客数は伸びなかった。ギフトの多様化がさらに進んだ影響が出ている。二極化も進行し、MDがマッチしたかどうかも売り上げを左右した。
(中村維)
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8ブランドに12月1~25日の既存店売上高を前年同期比で聞いたところ、6ブランドが前年を上回った。客数増は2ブランド。客単価は7ブランドで向上した。クリスマスギフトの概念が変化し「多様化を強く意識させられた」(ミルク)シーズンとなった。コスメや家電などの実需型ギフトに「プラスワンで1万、2万円のジュエリーを贈る」といった購買が散見されたと複数コメントがある。