クリスマス商戦が始まった11月から12月3日までの百貨店ファッションジュエリー売り場の商況は、おおむね堅調で前年同時期の売り上げ実績を上回った。特にインバウンド(訪日外国人)に強い都市部では客数増が顕著。全体の購買傾向として、自家需要であっても、金価格などの高騰を受けての値上げを背景に長く使えるスタンダードなデザインのジュエリーへの支持が上昇中だ。クリスマスのピークに向けては、前年より客数が回復すると見て、各社期待をかける。
(中村維)
【関連記事】ファッションジュエリーのクリスマス戦略 12月だけでなくシーズン全体で