《ファッションビル・駅ビル6月商況》大半が前年超え 中旬から夏物衣料上昇

2023/07/14 06:28 更新会員限定


 ファッションビル・駅ビルの6月商戦は対象施設の大半が前年超えとなり、引き続き順調だった。6月上旬に天候不順の影響で伸び悩んだ施設はあったものの、暑くなった中旬から、夏物衣料の売り上げが上昇した。プレセールはショップや施設によって好不調の差があった。

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 〈首都圏〉7カ月連続で、対象全施設が前年超え。「夏になってOL層の出社用の買い物がさらに増えた」(新宿ミロードなど)との指摘が多い。「中旬から後半にかけて、食事会などの目的買いや通勤用ジャケットニーズが増え、きれいめアイテムが好調」(アトレ恵比寿など)という。また、「学校行事が増えたため、リュックやスニーカーなどの行楽用品が好調」(サンシャインシティ・アルパ)、「サンダルや夏向けアクセサリーなどジャストシーズンの商品が売れ筋」(アトレ川崎)、「UV(紫外線)対策品やメイクに動きが見られた」(ジョイナス)など外出機会の拡大に伴う需要を捉えた商品が引き続き売れた。たまプラーザテラスは「外出意欲の高まりで、サービス業種も堅調」。ルミネエストやSHIBUYA109渋谷はインフルエンサーを活用した販促で成果を上げた。全業種で前年超えとなった浦和パルコは映画館でヒット作品が多く、全館に効果が波及した。

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