ファッションのブランドや小売店でユーチューブの配信を強化する動きが目立ってきた。新型コロナウイルスの感染拡大以降、新たにチャンネルを開設したり、既存のチャンネルをリニューアルする企業が増えている。今春以降、ユーチューブで新たな取り組みを始めた3社に配信を強化する狙いを聞いた。
(友森克樹)
パーソナルも見せ好意を深化
レディスブランド「アメリ」を運営するビーストーンは4月下旬、ユーチューブチャンネル「ノー・ルールズ・フォー」を開設した。新規客層の獲得や認知拡大に加え、物作りの裏側に密着した動画や黒石奈央子CEO(最高経営責任者)のパーソナルな部分も見せる動画を配信する。既存のファンがブランドに対する愛情を一層深められるコンテンツを意識している。チャンネル登録者数は既に約3.8万人と急伸している。