ファッションローのガイドライン「ファッションローガイドブック2023」の第5章は「サステナビリティについて知っておくべきこと」。サステイナビリティー(持続可能性)への対応は「ファッションビジネスを行う上で、外せない。昨今の流れの中で、ガイドラインでも大きなテーマに据えた」(ガイドライン作成のワーキンググループの副座長を務めた海老澤美幸弁護士)。
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まず、「サステイナブル(持続可能)なブランドを目指す」ためには「ファッションを取り巻く現状を知り、意識を持つことが重要」と強調。その上で、海外事業も念頭に入れ、「環境や人権に配慮した取引先の選定」「素材や原材料の供給元の把握」「トレーサビリティー(履歴管理)と透明性の確保」が必要とした。併せて、「残在庫などのリサイクル、アップサイクル、リユースを視野に入れたシステムをつくる」ことを提起。強制労働、児童労働、ハラスメントの禁止など「適正な労働環境の整備が不可欠」とした。
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