20~21年秋冬ロンドン・コレクションで、新人合同ショー「ファッション・イースト」が開催された。今回からメンズと合同で5ブランドが参加。キッチュなニットからランジェリースタイル、アップサイクルの靴までバラエティーに富んだ新作が揃った。
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「ガレス・ライトン」のコミックタッチのニットウェアがパワーアップした。スローガンや風景を編み込んだセーターは、手作り感が高まったハイタッチな仕上がり。344枚の使用済み化粧落としコットンを使ってキリストの顔をファンデーションで描いたセーターもある。
前回のプレゼンデビューに続き、初めてのショーを見せた「ネンシ・ドジャカ」は、ランジェリーを繊細なドレスに昇華させる。薄く透ける生地、極細のストラップ、アシンメトリーをベースに、ブラウン系の落ち着いた色でまとめた。アルバニア出身でセントラル・セントマーチン美術大学MAを卒業。
メンズの「ソール・ナッシュ」はファスナーの開閉でアクセントをつけたシャープなスポーツスタイル。初参加となった韓国出身でセントマーチン美術大学MA卒の「グームヘオ」は、サイクルパンツや、うろこのようなプリーツのスポーツアイテムとシャープなカッティングの軽いジャケットやシャツを合わせたメンズとレディスを見せた。
ナイキと組んだアップサイクルシューズの「アンクタ・サルカ」は、これまでのポインテットトウのミュールに加え、アンクルブーツやロングブーツも揃った。
(若月美奈通信員、写真=ガレス・ライトン、ネンシ・ドジャカは大原広和、アンクタ・サルカは若月)