【パリ=松井孝予通信員】EU(欧州連合)で8月12日、包装と包装廃棄物に関する新たな規則(PPWR)の適用が始まった。初めて包装廃棄物の削減目標を設け、リサイクル可能な包装への移行や過剰包装の削減、再利用を段階的に義務付ける。
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新規則は従来の「包装・包装廃棄物指令」に代わり、EU加盟国に直接適用する。全ての包装と包装廃棄物を対象とする。加盟国には、1人当たりの包装廃棄物を18年比で30年までに5%、35年までに10%、40年までに15%の削減を求める。
30年からは、包装の重量の少なくとも70%がリサイクル可能になる設計を求める。35年からは、実際に大規模に回収、分別、リサイクルされていることも条件となる。包装の重量や体積についても、商品の保護などに必要な最小限に抑える。
商品を包む販売用包装に加え、輸送やECで使う包装なども対象となる。販売用包装は28年2月までに、商品の保護などに必要な空きスペースを最小限にする。ECや輸送用包装などは30年から空きスペース率を原則50%以下とする。紙やエアクッション、気泡緩衝材などで埋めた部分も空きスペースとみなす。
物流で使う包装にも再利用を求める。30年から、箱やパレットなど一定の輸送用包装の少なくとも40%の再利用を求める。