10月3日、東京・サンローゼ赤坂に鞄(かばん)いたがきという皮革製品専門店がオープンした。いたがきは、北海道赤平市を本拠にする製造小売り。鞍(くら)ショルダーを筆頭に製品は全て自社工房で製作し、素材は植物タンニンなめし革。直営店は、7店目となる。製造業も、専門店も厳しい状況にある中、いたがきは、どのように今日に至ったのだろうか。
(靴ジャーナリスト 大谷知子)
82年、赤平で創業
いたがきの創業者は、現会長・板垣江美氏の父、英三氏。19年に他界されたが、英三は戦後、浅草で修業し鞄職人に。その後、兄弟と鞄製造所を開業するが、請われて大手鞄メーカーのエースに入社。71年にはキャスター付きのスーツケース、現在のキャリーバッグを考案するなど活躍した。
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