「エストネーション」が大阪の旗艦店を移転オープン 1.25倍に増床し品揃えを強化

2023/07/11 07:58 更新


ショーケースや広々とした空間を生かして商品を見せる

 サザビーリーグの「エストネーション」は6月、グランフロント大阪に「エストネーション大阪店」を移転オープンした。売り場面積は約1123平方メートル。1.25倍になった広さを生かして、ただ買い物するだけでなく、「新しいものに出会う」体験価値を提案する。

 店のコンセプトは「ミュージアム」。天井を高く、動線も広く取るなど、開放感のある空間で商品を見せる。メゾンブランドの扱い数を増やしたり、メンズのドレスやオリジナルブランド「コラム」のコーナーも設けた。アパレル以外ではコスメ、衣類スチーマーやアロマディフューザーなどのライフスタイル雑貨も揃えた。店のコンセプトを表現するため、商品以外のアート作品やインスタレーションも設置している。「ニコライバーグマン・フラワーズ&デザイン」のフラワーオブジェやカーテンを使ったデザインを得意とする「ファブリックスケープ」の作品を展示した。

ライフスタイル雑貨とアート作品のコーナーも

 サステイナブル(持続可能な)の観点で、什器の90%は前店のものを再利用した。既存店でも実施してきた繊維衣類回収ブース「ウェア・トゥ・ファッション」は、回収ボックスを店内のデザインの一部として設置し、「視覚的にも楽しく参加できる」ようにした。

 今年で10周年を迎えたグランフロント大阪はエストネーションの出店を通じて、より高感度層の獲得を狙う。今後は同店と館が協力し、大阪の地場の団体や企業との協業も行う予定だ。



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