エストネーション、秋冬から新ブランド「ユナス」 次世代顧客の獲得へ

2025/02/26 07:59 更新NEW!


トレンド性と質の良さにこだわったオリジナルで20~30代女性を狙う

 エストネーションは、25年秋冬にウィメンズの新ブランド「ユナス」をスタートする。国内生産にこだわったオリジナルのウェアを中心に20~30代前半の次世代客の獲得を狙う。ファーストシーズンは六本木ヒルズ店と大阪店に常設売り場を設けるほか、他店で期間限定店も開く予定だ。

 1号店のオープンから20年以上が経過した同社が、創業来の顧客の子供世代に向けたブランドとして開発した。販売員を含む、ターゲット客と同世代の社員チームが、コンセプト作りや商品企画に携わっている。

 幼少期に親とエストネーションに来店した経験を持ち、価格と価値のバランスが取れた商品を選びたい若年層を狙う。ファーストシーズンはオリジナル35型程度を企画した。日本製のため、アウター12万~15万円、ドレスやトップが4万~6万円。ボトム3万~6万円程度だ。

 トレンドを程良く取り入れた商品群、ベーシックなアイテムを今どきのサイズ感で表現した商品群、ウェルネスを意識した商品群の3軸で構成する。ミニ丈のスカートやドレスがブランドのアイコンで、膝上丈のトラペーズスカートやリトルブラックドレスなどを企画した。

ミニ丈のスカートやドレスがブランドのアイコンだ

 オリジナル9割に対して仕入れ商品1割で売り場を構成する。「ティンバーランド」の「イエローブーツ」など大人向けではあまり扱わないブランドやアイテムも取り入れ、ビンテージジーンズなど古着も一緒に提案する。

 ウェアや雑貨のほか、専門ブランドと協業のセルフプレジャーグッズやデリケートゾーンのケア用品なども販売する。アートをテーマにしたイベントなど物販以外の仕掛けも実施し、ファンを増やす。

セルフプレジャーアイテムやデリケートゾーンのケア用品なども販売する

 エストネーションでの販売を通じて認知度を高め、単独出店も視野に入れる。

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