20代女性に人気の「エピヌ」 24年11月にブランド休止

2023/10/13 06:28 更新


23~24年秋冬の商品

 20代女性に人気のDtoC(メーカー直販)ブランド「エピヌ」は、24年11月21日に活動を休止する。

 ブランドの22年度売上高は約10億円、インスタグラムの公式アカウントには17万人のフォロワーがいる。山本彩也架代表と共同運営する鈴木舞さんは「経営全般を2人だけで行ってきたが、規模拡大に伴い、体制の見直しやスキル向上のための時間が必要と判断した」と話す。

 エピヌは15年、山本さんと鈴木さんが仕入れたビンテージ商品をSNSで見せ、ECサイトで売るところから始まった。16年からオリジナル商品も企画し、ロゴ入りのバッグなどがヒットした。ペプラムやビジュー、リボンなどをあしらった服が中心の「フレンチガーリー」なテイストで、若年層のファンをつかんでいる。

ブランドを運営している山本さん(右)と鈴木さん
商品デザインや生産管理、撮影、ヘアメイクなども2人で行う

 19年から直営店も出し、現在は東京・神宮前に路面店とルミネエスト新宿店、SHIBUYA109店に店がある。

東京・神宮前のエピヌ路面店はフランスのホテルをイメージした内装

 11月17日には名古屋パルコ店もオープンする。休止までの1年間は、全国で期間限定店の出店やムック本の出版、他ブランドとの協業などを通じて、ファンとの交流に力を入れる。

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