20代女性に人気のDtoC(メーカー直販)ブランド「エピヌ」は、24年11月21日に活動を休止する。
ブランドの22年度売上高は約10億円、インスタグラムの公式アカウントには17万人のフォロワーがいる。山本彩也架代表と共同運営する鈴木舞さんは「経営全般を2人だけで行ってきたが、規模拡大に伴い、体制の見直しやスキル向上のための時間が必要と判断した」と話す。
エピヌは15年、山本さんと鈴木さんが仕入れたビンテージ商品をSNSで見せ、ECサイトで売るところから始まった。16年からオリジナル商品も企画し、ロゴ入りのバッグなどがヒットした。ペプラムやビジュー、リボンなどをあしらった服が中心の「フレンチガーリー」なテイストで、若年層のファンをつかんでいる。
19年から直営店も出し、現在は東京・神宮前に路面店とルミネエスト新宿店、SHIBUYA109店に店がある。
11月17日には名古屋パルコ店もオープンする。休止までの1年間は、全国で期間限定店の出店やムック本の出版、他ブランドとの協業などを通じて、ファンとの交流に力を入れる。