蛯原英里さんが女児向けブランド 日常が特別になる服

2018/08/09 06:28 更新


 日常がパーティーになるような気分が高まるベビー服を――チャイルド・ボディー・セラピストの蛯原英里さんが女児服「エクラージェ」(販売はベビーズアイランド、東京)を立ち上げた。女の子らしいディテールで、大人が着る服の素材やデザインを使う。インスタグラムなどSNSで発信し、ECを軸に百貨店での期間限定店も開いて認知を広める。

 ブランドは「毎日がパーティーのように楽しめる服を日常着にした」。普段着はもちろん、謝恩会やママ会、子供のバースデーパーティーなど、ちょっとしたお出かけにも着られる服作りを目指す。

 アイテムはフリルの装飾や花柄など女の子が好きな要素を取り入れ、大人が着る服に使うような品質の素材や縫製で作り上げる。甘過ぎず、上品で洗練された可愛さが特徴だ。色味もスモーキーやペールトーンで落ち着いた印象に仕上げた。

 インスタ映えするような背後のデザインにもこだわった。赤ちゃんを抱っこした瞬間を想定し、写真に残したくなるようにする。蛯原さんが手描きしたハートのイラストをプリントしたウェアなどを作った。

 イチ押しはTシャツにチュールスカートを合わせたスタイリング。チュールは柔らかい素材や、固めでハリのあるもの、ラメ糸を織り交ぜたものなど種類を揃えた。

 ほかに推すのはエプロンドレス。ひもを調整して1~4歳まで長く着用できる。花柄と無地のリバーシブルで使えるスタイはリボンで結ぶタイプ。成長に合わせて付け襟としても応用できる。同じ花柄生地でブルマーも作った。生産は一部を除いて日本製。中心価格は6000円、スカート8000~1万4000円、ワンピース1万2000~1万4000円。

 蛯原さんは4歳の娘の母親で、自身の子育てが立ち上げのヒントにつながった。「好きな服を着てうれしそうな笑顔は母親の幸せにもなる。服が家族の笑顔や元気の一つのきっかけになれば」という。

 ベビーズアイランドは今後、キッズ向けのプラットフォームを構築する考えだ。アパレル以外にもベビー向けの雑貨を扱うブランドの出店も検討する。

「エクラージェ」のディレクターを務める蛯原英里さん
ウェアのほかに、スタイやヘアバンドなど雑貨も


この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事