国内の牧場から産出される毛を使った国産羊毛(ウール)の商品化が増えてきた。サステイナブル(持続可能な)発想に加え、サフォーク種を中心とした国産ウールには外国産のものとは違った繊維特徴があり、差別化できるためだ。アパレルメーカーやデザイナーの関心も高まり、国産ウールのサプライチェーン構築に期待が高まっている。
(浅岡達夫)
羊の牧場は北海道をはじめ全国各地に多数あり、主に食用として2万頭が飼われている。低カロリー高たんぱく質のヘルシーな肉として人気が高まり、飼育頭数が増えたが、毛は利用されずに廃棄されてきた。
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