三起商行 海外好調で増収増益へ 今期は法人向け拡大、免税市場を開拓

2026/03/11 18:00 更新NEW!


 三起商行の海外売上高(インバウンド含む)が増えている。26年2月期の売上高は前期比7%増の196億円で、増益の見込み。海外売上高の伸びがけん引した。日中関係悪化による団体客の減少で期初予想には届かなかったが、「顧客層が世界各地に広がっている」(木村皓一社長)として、27年2月期は200億円超えを予想する。

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 春節(中華圏の旧正月)商戦は、日本国内は中国の訪日渡航自粛が影響したが、中国本土の売上高は前年同期間比20%増、海南島では2倍と好調。イラン情勢の影響は、「ラマダンが明けてからでないと見えないが、パリ店はローカルのアラブ人の購買はある。ミキハウスの商品が必需品として認識されている」(竹田欣克取締役グローバル事業部長)とみる。肌着を含めフルアイテムを揃える子供服のラグジュアリーブランドは他にないとして、引き続き世界の富裕層に向けた訴求を強化する。26年秋冬物展では、最高級ライン「ゴールドレーベル」で、カシミヤシルクリネンのツイードジャケット(110万円)など日本の技術を生かした新商品を披露した。

 今期、国内は法人ビジネスの拡大に期待する。産婦人科や産後ケア施設と肌着を作ったり、部屋のデザインを「ミキハウス」仕様にした「コラボルーム」の開発、リゾートホテルでのアメニティーの提供などが増えている。海外は、免税市場の開拓に乗り出す。シンガポールの免税見本市に初出展し、「関西国際空港での成功モデルを世界に広げていく」考えだ。



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