ディノス新カタログ、品質重視のアイテム編集

2017/03/01 06:16 更新


 通販のディノス・セシールは13日、「ディノス」から新ファッションカタログブランド「So close, 」(ソークロース,)を発売する。30~40代の幅広い女性向けに、多様な自分を演出できるリアルクローズを提案する。カタログは年6回発行して顧客との接触頻度を多くし、ECやSNS(交流サイト)との連動も強める。

 ヤングミセスからミセスまで幅広い層を狙った大型ブランドへ育成するため、編集と顧客アプローチの手法を従来と大きく変える。これまでのカタログは年代やテイストを絞り込んで提案してきたが、「多様なスタイルを自分流に着こなしたい」という消費者の嗜好(しこう)を踏まえ、多彩で品質が高いアイテムを編集する。

 「私が私になれる服」をコンセプトに、イメージモデルには長谷川京子さんを起用。「ママできれい、おしゃれ感度、強さとやさしさ」といった同世代が抱く憧れを喚起する。スタイリングではオン・オフという区分けはせず、エレガンス、カジュアルの両スタイルに使えるアパレル、雑貨、小物、ジュエリーを打ち出す。

 商品は、ディノスを支持する顧客が高品質を求めているため、カシミヤ100%など良質素材を使ったベーシックアイテムを作りつつ、丈の長さや色変化で個性を求めるニーズに応えていく。

 創刊号は148ページで、取扱品番は約250点。商品平均単価は1万2000~1万4000円。ウェア比率は8~9割。年6回発行のうち主力4回は100万部以上配布する。ECとの連動では、形・色・丈で要望のあったものを追加投入して購買頻度を高めていく考え。

 2月20日にブランド専用サイトを開設し、イメージ動画を公開している。また、インスタグラムとフェイスブックで専用ページも開設。ファッションの話題や多彩なスタイルの提案で客の要望を吸い上げる。1日から一部商品はディノスオンラインショップサイトで発売する。

長谷川京子さんをイメージキャラクターに起用し、多数の30~40代女性向けのリアルクローズを発信する



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