杭州企業、フランスのレース会社買収

2016/04/12 03:52 更新


 【上海支局】合繊や紡績事業を主力とする杭州永盛集団は、仏レースメーカーのデセイユ・レース(カレー)を買収することで関係者が合意した。デセイユのマーケティング部門責任者ミシェル・ペリエ氏が明らかにしたと、中国メディアの新華社が報じた。

 デセイユは業績悪化などでカレーの裁判所に破産申請中だったが、永盛集団は高級なリバーレースのノウハウやブランド力を持つデセイユを傘下に収めることで、高級アパレル市場への参入を狙う。74人の従業員のうち60人を継続して雇用し、カレーでの生産を5年間は続けることを保証した。

 永盛集団は93年創業の民営企業。傘下に香港上場の化合繊メーカー、永盛新材料などを持つ。



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