日本の有力セレクトショップのバイヤーや百貨店のディレクターが選ぶ「今の時代を引っ張る最もクリエイティブなデザイナーランキング」は、日本のレディス部門のトップが入れ替わった。10年以上、ずば抜けた評価でほかをしのいできた「サカイ」の阿部千登勢に代わり、「マメ・クロゴウチ」の黒河内真衣子が1位になった。国内のメンズ部門は「サカイマン」の阿部が改めてトップに、海外はレディス、メンズともに、引き続き「ジル・サンダー」が1位となった。
(青木規子)
コロナ禍以降、バイヤーは海外出張して現地で商品を発注できなくなった。そこで課題になったのが、売り場に新しい空気を取り入れるためのブランド探しだ。それが日本のデザイナーブランドが新たな視点で注目されるきっかけになった。インポーターが扱う海外ブランドは発注できるものの、海外ブランドに割いていた多くの予算を日本のデザイナーブランドに割り振ることができるようになり、この1年で日本ブランドが注目されるようになった。
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