クリスマス商戦に突入した主要百貨店のファッションジュエリー売り場の11月~12月上旬の商況は、増税後の客数減が響き、前年実績に届かなかった。そんな中で比較的堅調なのが、自家需要に強いブランドやアイテムだ。
商戦後半に向けても、期間限定店を含め、こうしたブランドの訴求を強め、コーディネート提案で複数買いを促し、客単価を伸ばす戦略が目立つ。ただ、日並びへの懸念が大きいため、12月単月実績としては、前年クリアから前年比微減を見込んでいる。
(中村維)
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伊勢丹新宿本店、阪急うめだ本店、そごう・西武全店、高島屋全店の11月~12月上旬のファッションジュエリー売り上げは、大半が前年比微減となった。増税前の駆け込み需要の反動からの回復が鈍く、客数減が目立つ。客単価は微減から前年並みの実績となっている。