【知・トレンド】《データを読み解く》企業に取り組んでほしい社会課題 「雇用制度・働き方」が断トツ
電通PR・企業広報戦略研究所による「第2回企業魅力度調査」での「企業に積極的に取り組んでほしい社会課題」は、「雇用制度・働き方改革」が47.3%と断トツだった。2位は「年金・医療・介護・福祉」(22.6%)、3位は「技術革新(イノベーション)」(21.4%)だった。
性別や年代別での意識の違いも出た。男女で関心の度合いが大きく異なるのはまず、「技術革新(イノベーション)」。男性が29%だったのに対し、女性は13.8%。「女性活躍推進」は女性が23.3%に対し、男性は8.1%にとどまった。「育児・少子化対策」「年金・医療・介護・福祉」も女性の関心がかなり高い。
年代別では「雇用制度・働き方改革」は年代が低いほど割合が高い。特に20代は過半数を超えており、働き方への関心が高いことが分かる。逆に年代が上がるほど割合が高くなるのは「地球温暖化対策」「グローバル競争力強化」「エネルギー問題解決」。
■企業魅力度調査 対象は20~60代の男女5000人ずつ。