キューブが、ゴルフブランド「マークアンドロナ」の発信を強めている。4月20日に、ブランドアンバサダーの木村拓哉さんと4人のプロゴルファーが出演した新CMの放映を開始。22日には東京・南青山の骨董通りにブランド初の路面店を開設する。
新CMは木村さんが企画段階から関わり、映像内ではイ・ボミプロや金田久美子プロ、矢野東プロ、宮里優作プロと共演した。テレビ(地上波)やデジタルコンテンツなどで流す。
初の路面店「マークアンドロナ青山」は、グローバル旗艦店として位置付ける。総面積は国内最大規模の220平方メートルで、「ブティックのような」(松村智明社長)ラグジュアリーな雰囲気に仕上げた。今後、同店をひな型に他店舗でも同様の設えを採用する。
マークアンドロナは08年にスタート。18年には「業界に衝撃を与えたい」と、木村さんをブランドアンバサダーに起用した。同社は昨年10月に株式上場し、調達した資金をもとにグローバルなラグジュアリー市場の開拓に本腰を入れ始めた。特にブランド誕生15周年を迎える23年は、24年からの成長を見据え、投資を活発化。路面店の開設や既存店の増床、積極的な販促などブランディングの強化に取り組んでいる。22年12月期の売上高は55億5900万円で、そのうち43.7%が海外だった。松村社長は同比率を「早期に50%に引き上げたい」と話す。