3カ年中期経営計画の最終年度の営業利益目標10億円を、2年目の前期(24年1月期)に超過達成し、純利益は3年ぶりに過去最高を更新した。「良く出来た。四半期別でも、社内計画を順当に上回り、時々の商品構成も良かった」と手応えを得ている。
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今期強調するのは、「アパレルメーカーとして長く着られる、価値あるものを作り続ける」ことだ。円高に振れた途端に、「安い物を作ろう」と流れてしまってはいけないと指摘する。
一方では、「シーズンの概念を大きく変えないといけない」とも指摘。今までは「夏は夏らしく、冬は冬らしくというイメージがあった」が、それが「気候変動によって崩れている」と見る。実際、前上期は好調だったが、秋冬物が伸び悩んだ。
気温対策アイテムやライフスタイル商品を充実し、猛暑や暖冬の影響を受けにくい企業体質を構築する。