《売れてます》クロシェ「神戸・山の手スカート」 単品にフォーカスし累計1万着
レディスウェア製造輸入販売、クロシェ(神戸市)の「神戸・山の手スカート」が売れている。今年から本格的に販売し、1~10月中旬までの累計で1万着強を売り上げた。予想をはるかに超えるヒットとしており、「スカートという単品にフォーカスした切り口が良かった」と見ている。
神戸・山の手スカートは、光沢のあるポリエステルタフタのフレアスカート。最大の特徴は色で、20色ある。丈は53センチと63センチの2種類で、スカート裏にチュールをはり、ボリュームを出す。ウエストはゴムではきやすい。8800円。
色を多く揃えたことで存在感が出た。また、「神戸・山の手スカート」というネーミングもバイヤーから即座に反応があるなど、当たった。
元々は4年前、同社のブランド「トレコード」の1アイテムとして企画したもの。「神戸の女子高を卒業した人が、大人になったらどんな服を着るかという発想がベース」にある。同ブランドのなんばシティとイオンモール岡山の店で販売してきた。
当初から売れ行きは良く、今年に入り「神戸・山の手スカート」として打ち出し、新しい神戸ブランド「神戸セレクション」にも認定された。直営店のほか、百貨店のイベントでも多く販売している。
来春には、神戸・山の手シリーズの新商品「リバーシブルチュールスカート」を発売する。肌触りの良い綿ローン2枚、ハリ感の異なるチュール2枚を使ったもので、66センチ丈(1万1000円)、88センチ丈(1万2000円)。ふんわりとしたシルエットで、オールシーズン着用できる。砂糖菓子を思わせる色を中心に、18色を出す。