中央帽子、海外販売を再強化 国産の上質ブランドで打ち出し

2023/10/12 06:27 更新


アウトドアを意識した24年春夏のハットやキャップ

 中央帽子(大阪市)は日本の上質な素材を使い国内の自社工場で生産する「ザ・ファクトリー・メイド」で、海外販売を再強化する。コロナ禍が落ち着き、円安の追い風もあり、日本ならではの帽子という価値を打ち出す。来春には海外展示会へ出展を再開する。

【関連記事】中央帽子が「ボルサリーノ」を承継 国内店舗は引き継ぎ、企画修正へ

 同ブランドはコロナ下で海外展は中断したが販売は継続してきた。取引しているのは現在、中国、香港、台湾、欧米合わせて約50のセレクトショップなど。24年春は上海ファッションウィークに出る。19年に出展し反応が良かったため再び中華圏市場を開拓する。米ロサンゼルスの展示会への出展も計画している。

 24年春夏物は、アウトドアを意識し、調温機能素材を使ったひも付きのキャップ(税抜き9240円)やハット(9900円)、ペーパーブレードのカンカン帽(2万1000円)などを出す。海外市場を想定し、ひさしを藍染めや絞り染めのレザーにしたキャップも企画した。



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事