中央帽子が「ボルサリーノ」を承継 国内店舗は引き継ぎ、企画修正へ

2023/03/24 11:00 更新


お披露目パーティーでは音楽ライブなどを行った

 中央帽子(大阪市)は、イタリアの帽子ブランド「ボルサリーノ」を日本でブランド運営するボルサリーノジャパンから、3月1日付で事業を譲り受けた。百貨店など国内店舗は引き継ぐが、今後は本国と連携しながら商品企画の修正にも乗り出す。

 中央帽子は40年近くボルサリーノを国内でライセンス生産していたが、本国の経営方針の変更で16年に契約が終了していた。その後はジャパン社が本国企画の商品をそのまま販売していたが、市場に合わない面があり、7年ぶりに戻ってきた格好だ。長くパートナーだったこともあり、「契約解消後もコミュニケーションを取っていた」(里見英俊常務兼東京支店長)という。

 早ければ24年春夏物から修正をかける。本国にない布帛物などはライセンス生産する可能性もある。里見常務は、「本来のブランドの良さを生かしながら、日本のマーケットに合わせる必要があると感じている。ブランディングを含めゼロベースで見直していきたい」と話している。

 22日夜には都内のホテルで、新しいパートナーシップのお披露目パーティーを開いた。イタリア本国ともオンラインでつないで会見を開いたほか、音楽ライブや短編映画の上映イベントを行った。



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