蝶理とSTXは24年秋冬向けOEM・ODM(相手先ブランドによる設計・生産)展を合同で開催し、〝ウォームス・イノベート〟をテーマに独自素材を生かした「軽量で暖かい」アパレル製品を提案した。両社が得意とするグローバルサプライチェーンによる多様な素材や生産背景を活用した製品企画を揃える。
(北川民夫)
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来秋冬は、アウターに活用できる多様な機能素材を充実した。リサイクルダウン「アニューダウン」は使用済みの羽毛布団の羽毛を、国内工場で丁寧に再生する。ちりや未熟ダウン(規格外の羽毛)の不純物を除去し、フィルターや遠心技術などで分離作業を行う。
また、那須連峰源泉の良質な地下水を超軟水化して羽毛を洗浄する。これにより、ダウン率85%、かさ高性650フィルパワー以上となり「バージンダウンと同等の品質」を維持している。