クロエは、10月9日付で「クロエ」の新クリエイティブディレクターにシェミナ・カマリが就任したと発表した。24年1月にパリで初のプレコレクションを披露し、2月の24年秋冬パリ・ファッションウィークで新作を発表する。
カマリは81年ドイツ生まれ。ロンドン芸術大学セントラル・セントマーチンズでファッションの修士号を取得した。07年卒業後、クロエでの長期在籍を含めて、フィービー・ファイロのチームの一員としてキャリアを積んだ。直近では16年から「サンローラン」のウィメンズ・レディ・トゥ・ウェア・デザインディレクターを務めた。
クロエ就任についてカマリは、「20年以上前にクロエの門をくぐって以来、戻ることは自然なことで個人的なことです。ギャビー・アギョンとカール・ラガーフェルドがメゾンの歴史の初期に定義したビジョンを基に、この役割を担うことは大変光栄です」という。
クロエのリカルド・ベッリーニCEO(最高経営責任者)は、「彼女の才能と経験、メゾンの伝統と価値観のユニークな結びつきは、ブランドにとって自然な選択」とする。リシュモン・ファッション&アクセサリーのフィリップ・フォルチュナートCEOは、彼女の就任が「メゾンにとってエキサイティングなニューチャプター」となると語った。