【上海支局】中国のコンサルティング会社、智研諮詢がまとめた「23年中国レディスアパレル産業の現状と発展報告」によると、23年の同市場は19年水準に回復し、今後は所得上昇により成長の持続局面に入るという。一方、大手による寡占化は進まず、逆に個性や満足度の多様化で、アイデア・品質での競争が激化するとともに、新商品開発や協業、他産業との連携が重要とも指摘している。
市場動向 9.2%伸びる
23年の中国レディスアパレル市場は1兆746億元(約21兆5000億円)で前年比9.2%増。22年はコロナ禍で6.6%減だったため、大きく回復した格好。21年の市場規模の1兆500億元も上回り、ピークの19年水準に戻ったと推定している。
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