《トップに聞く》チクマ社長 堀松渉氏 130周年へ“攻めの経営”に転じる

2023/04/27 12:30 更新有料会員限定


堀松渉氏

 ユニフォーム主力の繊維専門商社、チクマ(大阪市)。2月に創業120周年を迎えた。「130年に向けて〝攻めの経営〟に転じる」という。その主軸は、95年に環境推進室を立ち上げて以降、業界に先駆けて取り組み、最先端の知見、ノウハウを培ってきたリサイクル事業。あらゆる産業界がサーキュラーエコノミー(循環型経済)に向かうなか、同社に対する期待は国内外で高まってきた。

(小堀真嗣)

【関連記事】チクマ、廃棄衣料の再資源化を推進 TGC会場で衣料回収に協力

 この3年は〝守りの経営〟を重視しつつ、事業の構造改革にも取り組み、各事業が筋肉質になってきました。ユニフォーム事業部は強みの「ユニフォーム管理システム」に磨きをかけた。これはユーザー企業、納入窓口企業、当社のパートナーシップで時間とコストをかけ、案件ごとに緻密(ちみつ)に築き上げてきたもの。競合他社が提示する低いコストにも打ち勝つ価値があり、いくつかの大口契約を継続できました。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約すると続きを読むことができます。

ログイン契約して読む

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定



この記事に関連する記事