ファーブランド「チエ・イマイ」は、18～19年のコレクションを都内で発表した。
今年はきれいなパープルのコートやジャケットが主役。ロシアンブロードテールとチンチラを染めたもので、ナチュラルな毛皮とはまた違った深い色合いが魅力だ。パープルは原皮の産地でもあるフィンランドの、ブルーベリーフィールズをイメージしたという色。ミンクにカラフルなバラをファーの刺繍で描いたシリーズ、ファーとフリンジをティアードにしたジレなど、ほかにも様々な技術で作る多彩でゴージャスなラインナップとなった。アイテムも手軽なケープジャケットからフルレングスのミンクのコート、キュートなノースリーブドレスまで。
ブランドのアイコンでもある「モザイク・ドゥ・チエ」の新作は、スモーキーなブルーにオフホワイトとブラックのドットが浮かんだような、シックなデザインにした。レザーやオリジナルのテキスタイルを使ったアイテムも見せた。
コレクションはその場で購入することもでき、11年からはチャリティー形式にしている。今回は高松宮妃癌（がん）研究基金に寄付する。
